外出のハードルが高く感じるのは、ごく自然なこと
赤ちゃんと一緒のお出かけは、思っている以上にエネルギーが必要です。おむつや着替え、ミルクの準備だけでも、時間も手間もかかりますよね。
それに「外で泣き止まなかったらどうしよう」「うんちが漏れてしまったら大変」「周りに迷惑だと思われたら嫌だな」など、さまざまな心配が頭によぎると、それだけで気力がそがれてしまいます。
産後のお母さんは、夜にまとめて眠れなかったり、まだ体力が十分に戻っていなかったりもします。「外出がしんどい」と感じるのは、ごく自然なことなのです。
それでも勇気を出して子育て支援センターやイベントに参加しても、「ベビーマッサージを習いたかったのに、赤ちゃんが泣いてできなかった」「授乳やおむつ替えをしていたら、他のママたちの会話に入れなかった」という経験をする方も多くいらっしゃいます。
また、人見知りが始まる時期は、知らない場所や人に不安を感じて泣いてしまうことも。そうすると「やっぱり外出は大変」と感じてしまうのも当然です。
外でアクティブに過ごすより、家でゆっくりしているほうが落ち着く……そんな感覚はとても自然で、悪いことではありません。

赤ちゃんのために「外に連れ出さなきゃ」と思わなくて大丈夫
産後ケアでお話を伺っていて感じるのは、「赤ちゃんのために、もっと外に連れて行ったほうがいいのでは?」と考えるお母さんがとても多いということです。
でも、0歳児の赤ちゃんは、たくさんの刺激を求めているわけではありません。むしろ、家族や身近な人と穏やかに関わる中で、安心感や人とのやりとりをゆっくり学んでいきます。
「アクティブに動けていない自分はダメ」そんなふうに思う必要はまったくありません。
外出したくなったときの「小さな一歩」
それでも、「たまには外の空気を吸いたい」「大人と話したい」「赤ちゃんとお散歩してみたい」、そんな気持ちが芽生えたときには、小さな一歩から始めてみましょう。
・家から数分の距離を、ゆっくりお散歩してみる
・ベランダに出て、深呼吸してみる
・訪問型産後ケアを利用して、助産師に家へ来てもらう
・友達を家に招いて、気軽におしゃべりをする
・産後ケア施設や助産院に短時間だけ出かけてみる
どれも「これならできそう」と思えたときに、ひとつだけ試してみれば十分です。
外に出たいと感じるタイミング、アクティブに動ける時期は、本当に人それぞれ。比べる必要はありません。
家の中で過ごす時間も、赤ちゃんにとっては安心できる温かい経験です。お母さんが少しでも楽に、心がほぐれる方法を選んでよいのです。
どうか、自分を責めないでくださいね。あなたと赤ちゃんの「心地よい毎日」が少しでも増えるように、心から応援しています。















